いまを

鳥のようにそらをとべたら
わたしは何を見るのだろう
木のように深い心があったら
わたしは何を愛するのだろう
花のように美しさを纏えたら
わたしは何を失うのだろう
太陽のように光をもてたら
わたしは何を照らすのだろう
イルカのように歌をうたえたら
わたしは何を歌にするのだろう

今日はまだ
わたしのままだった
この目には
暗闇がみえていて
雨降る朝を
愛していて
一刻一刻と
記憶を失って
まだみぬ光を
照らそうとしていて
わたしのことばかりを
歌にしている

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です